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折れたロッド ラブラックス-補修編

折れたロッドを自分で修理(補修編)

これを読んで頂いている方々は、事情はさておき、竿を折ってしまった経験をお持ちの方々と思います。

私もあの瞬間を思い出すと、悔しくて、情け無くて、高い買い物を失ったショックを味わいました。その後になんとかしないとー!と、思い今に至っています。私も同様の経験をして、なんとか克服する事が出来ましたので、B級的な内容ですが、修復は可能である事を実践してみましたので読んで、参考にして頂けると幸いです。

ロッドブランクの補修

補修材料について

中々手を付けられていなかったのですが、自力補修を決行! 可能な限り安価で済ませる事を目標にしています。

材料は、以前に折れた物を捨てずに取っておいたディアルーナのベリー部分を繋ぎ合わせる芯として利用。

100均で準備出来る!

エポキシ系接着と低粘度の瞬間接着剤を利用

その他、紙やすり、マスキングテープを購入

ブランクの補強

補強用カーボンロービング(カーボン繊維) ですが、どこで購入するか迷いましたが、送料と必要量を考えた結果、ヤフオクで購入しました。

カーボンロービング

※仕上げ用にロッドドライヤーは必須と考え並行して自作しました。

補修方法について

色々なHPや動画が出ていますが、私が参考にしたHPをリンクしておきます。

参考:HP: インロー芯を使用して、折れてしまったロッドを直そう!|タックルオフ 静岡中吉田店|釣具のイシグロ |釣り情報サイト

課題は折れ部の接合範囲の確保で、折れた部分が竿の繋ぎの位置に近く、補強芯を入れる長さが現状で4cm程しか取れず、ヒビ割れを考慮してカットすると、更に短くなり強度的に問題が出る事が考えられます。

また、全長を変えたく無い(接合面積確保)、接合部を綺麗に仕上げたい、ある程度強度を持たせたい

この3点を重視して考えた末の方法です。

他の方々と異なるのは、私はあえて折れた破断面を残したまにして、接合する事を試みました。通常は、破断した部分を確認し、ひび割れの無い状況までカットして、繋ぎ合わせる方法です。

その代わり、低粘度の接着剤をヒビ割れ部分に染み込ませる事(どこまで染み込んだかは、見えないので気分的な程度)、折れた部分が一番力が掛かる所と考え、ロッドの外側に強度を持たせる為に、カーボンロービング(カーボン繊維)を巻く事にしたのです。

補修作業

① 芯(ディアルーナの折れ竿)を入れる前に、低粘度の瞬間接着剤を日々の入った所に流し込みます。

②芯(ディアルーナの折れ竿)を適度な長さに切りエポキシ接着剤で固めて乾燥させます。

③3時間ほどして接着剤が乾いた所で、サンドペーパーで磨き凹凸を無くします。写真はこの状態で終わった所です。

この時点で、そこそこ強度は有るように見えましたがました、でも不安を感じるのは、経験がない事がそうさせるのでしょう!

1週間乾燥させてから、次工程に!

ガイド取付から仕上げ

この硬化期間(1週間)に、ロッドドライヤーを完成させました。 

目的はガイドの取付と仕上げを目的に作成しています。

エポキシ接着剤変更

ロッドの接合には、ダイソーの接着剤を使用したのですが、硬化時間が10分間と短いと感じたからで、硬化速度が速い場合、表面の形成が滑らかにならないと考えたからです。

仕上げの表面を出来るだけ綺麗に整えたかったので変更しました。

カーボンロービング巻き付け

外側に強度を持たせる為に、カーボンロービング(カーボン繊維)を巻きます。※手が離せなっか為、写真を撮れていません。

手順は、巻き付ける前に、エポキシの接着剤を巻く範囲に塗布します。そして可能な限り密着させる様に巻きます。私は10cm程の範囲を2往復巻きました。

ここでロッドドライヤーの登場です。

ロッドドライヤーは回転させる事で、表面の塗料や接着剤を均一にする事が出来ます。 翌日まで回しながら乾燥させました。

翌日になりましたー!

カーボン繊維の状況と凹凸が良く分かります。 この時点でB級ですね⁉︎

ガイドの取付

①ガイド取り付ける事と接着の乗りを良くする為に、表面をサンドペーパーで少し削ります。

②ガイドの取付位置、傾きを確認し、マスキングテープで固定し決めます。

③ロッドとガイドの隙間に低粘度の瞬間接着剤を流します。

④10分程待ち固定出来たらマスキングテープを外します。

⑤ガイド用の糸を巻き付けます。

巻き方は下手くそですが、完成としました。

こんなに広い範囲で巻き付ける必要は無かったのですが、カーボンロービングの切り口に反りが出て、凸凹し固っていた為、隠す為に範囲を広く巻きました。

ここもB級ですねー!

仕上げ用のコーティング材ですが、エポキシ塗料では無く、今回 私はエポキシ接着剤を利用しました。

実践後の気づき

2点ありました。

一つ目は、ガイドを固定するスレッドの巻く範囲は、こんなに必要無かった事に・・・

つまり多少凸凹が有っても、仕上げに塗布を多めにする為、凸凹に補完される事になるのです。

二つ目は、今回 エポキシ接着剤を変更して正解でした! 一番の収穫は、臭いです。

エポキシの独特の化学臭で、ダイソーのエポキシ接着剤は、家族からも嫌がれ非難される状況でした。しかし、このコニシ製のボンドEセットは匂いが無く、家族も気づかない状況で自宅での工作には最適な接着剤である事に気付かされたのです。

もし臭いが気になりエポキシ接着を諦めていた方がおられましたら、オススメの製品と私は言いたい。ただ硬化時間は長く面倒かも知れませんが・・・

接着剤の乾燥時間について

表面的には、半日もすると十分乾燥している様子でしたが、使用は次回(1週間後)の釣行で問題が無ければ、ヨシとします。

30gのジグ を投げて検証!

釣行して来ましたー! 20201031

思った以上にしっかり感が有り、以前と変わりがなく飛びもよく、違和感無く使えました。最初は折れるのでは?と不安感が有りましたが、投げている内に忘れて釣りに専念してまった次第です。

ジグ に反応

シーバスの実釣果がまだありません、魚の引の力でどの様になるか?少し心配です。

釣行時の気づきですが、エポキシ接着剤をコーティング代わりに使用したのですが、硬さが足りない為か、くすみが入ってしまった事です。その他は特にまだ問題ない様です。

やっぱりお気に入りのロッドでの釣行はやっぱり良いもんやなーと痛感しました。

おわりに

穂先以外の修理は、初めてでしたが、やってよかったと思いました。

また、折れた事はショックでしたが、反省を含め、色々勉強にもなり、もっと補修や上手く出来る様に考え直して、次回につなげて行きたいと考えます。

最後まで読んで、お付き合い頂き有難う御座いました、またこの記載に興味を頂いた方々のお役に立てて頂けると幸いです。